こまごめピペット

たのしいこと、すきなことについて長々と綴ります。

【#列車ミステリー】没入型ドラマティック・レストラン「豪華列車はミステリーを乗せて」感想

楽しみにしている行事のとき強風がち。こんばんは、風女こまえです。

2023年5月20日(土)より公演開始、現在西武園ゆうえんちにて開催中の没入型ドラマティック・レストラン「豪華列車はミステリーを乗せて」に参加してきたので、その感想を綴ります。

ネタバレは禁止!なので、もちろん物語に関わることは書きません。......が、少しでも情報を見たくない!という方はご遠慮くださいね。

あの日あの時あの瞬間、私は財閥のご令嬢でした。ごきげんよう

 

 

1.没入型ドラマティック・レストランとは

物語の舞台となる列車は、流れる車窓や、車内の照明・音響、様々な特殊効果などの演出で、五感をフルに使って楽しむ極上のエンターテイメント空間です。
その中で繰り広げられるのは、上演時間約90分にわたる、今まで体験したことのない濃密な超没入体験。
あなたは時にそれぞれ全く別々のシーンや事件を目撃し、登場人物と一緒に行動・会話しながら、複雑に絡みあうストーリーを自分だけの視点で体験していきます。

 

西武園ゆうえんちの世界観に「イマーシブシアター」形式を導入するために、日本最高峰のチームが集結。
日本におけるイマーシブシアターの先駆け的存在である、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ホテル・アルバート」シリーズの制作に携わったチームがショー開発・演出を手掛けます。
最高にミステリアスな世界、そして圧倒的没入体験によって、これまで体験したことのない、感情をゆさぶる体験をお届けします。

 

 

www.seibu-leisure.co.jp

かつてUSJのホテル・アルバートからイマーシブシアターを知った身として、これは見逃せない......!とすぐさまチケットを取りました!

 

2.開催概要

6月

3日(土)/4日(日)/10日(土)/11日(日)/17日(土)/18日(日)/24日(土)

 

7月

1日(土)/2日(日)/8日(土)/9日(日)/15日(土)/16日(日)/17日(月・祝)/22日(土)/23日(日)/29日(土)/30日(日)

 

※1日2回(6月・7月1日~9日は15:45~・18:15~、7月15日~30日は16:45~・19:15~)の公演となります。

※8月以降のスケジュールについては、随時更新いたします。

※現在のところ土日限定開催になっております。

 

チケット概要

料金:450園(5,400円・税込)

体験時間:約90分

座席数:57席限定

チケット料金に含まれるもの:ショー、アフタヌーンティーセット、ウェルカムドリンク、紅茶

アフタヌーンティーセットとお紅茶を実際に味わいながら楽しめるイマーシブシアターなんて、もう聞いただけでたまらない響き。

そして日によっては終演後にはすでに西武園ゆうえんち内の施設が閉店しているので、西武園通貨*1のご使用は計画的に。

 

3.ストーリー

時岐乃山トンネル開通を記念した、豪華列車「レヴァリエール号」のお披露目走行に招待されたあなた。

絢爛なダイニングトレインでひとときの食事を楽しんでいると突如、巻き起こる殺人事件。

背景に渦巻く物語とともに走り続ける列車。

「時岐乃山トンネル」の不思議な力で、何度も引き戻される時間。

そして、あなたがこの事件の容疑者に!?

黒幕は一体誰なのか。

「豪華列車はミステリーを乗せて」

いよいよ、開幕。

かの有名なアガサ・クリスティーオリエント急行殺人事件のように、観光列車にミステリーはつきもの!

良い意味で超ド鉄板かつ超最高の物語に入り込むことが出来るとなると、ドキドキワクワクがとまりません!

 

4.感想

・いざ豪華列車「レヴァリエール号」へ

歌や踊りや音楽、楽しいおしゃべりで賑わっている夕日の丘商店街を抜け、少し丘を登った先に、食堂車レストラン「黄昏号」の入り口が見えてきます。

チケットの引き換えは開始時間の2時間前までに、黄昏号入ってすぐの受付で可能です。レストランやアトラクションに並んでいて引き換えそびれちゃった、なんてことがないようにお気をつけてね!

特に混雑する喫茶ビクトリヤや、ゴジラ・ザ・ライドに行きたいという方は、チケット引き換え時間の2時間前(開始時間4時間前)ぐらいまでに列に並んでいると安心かな、という気がします。

尚撮影については、写真のみ 許可された時間内で 可能です。

▲これから乗車する豪華列車「レヴァリエール号」の乗車券。裏には注意事項も記載されています。よく読んでおこう

いよいよ乗車開始時間です!フレンズクルーさんや車掌さんの案内に従って、レヴァリエール号に乗り込みます!

▲携帯電話がない時代は、この駅の掲示板でやり取りをしていたんですよね。ひとつひとつのメッセージに物語性を感じます。よい......

 

▲車掌さんの案内のあとをついていくと、その先に広がるのは豪華食堂車の世界!

列車の入り口でウェルカムドリンクをいただいて、乗車券に記載された座席に着席します。

▲基本は4人で1卓です。すごい! 豪華列車だ~~~~!!! テンション爆上げ!

 

・謎解きはアフタヌーンティーと共に

座席にはすでにアフタヌーンティーが準備されていました。一般的なアフタヌーンティーと同じく、下段がセイボリー、上段がスイーツです。

▲さっきとほぼ写真一緒でスイマセン......

【上段】カロン(ストロベリー)、カロン(レモン)、ミルクレープ、ティラミス、ミルクプリン、カヌレ、ミニタルト

【下段】ラタトゥイユのパイ詰め、エッグパイ、ハム&チーズのロールサンド

ティーカップ2杯分のお紅茶も用意されています。お紅茶も渋くなく、暖かくて美味しかったです!お水は4人掛けのテーブルに1つ置いてあります。

このアフタヌーンティー、目にも舌にも大!満足!でございました。

見るのも食べるのも忙しい....となるかな?と思い、慌てて食べてしまったことをちょっと後悔しています笑

撮影可能時間は出来るだけ撮影に専念したい!とか、そういう目的がなければ、さほど急いで食べる必要はなかったかもしれない、というのが個人的な感想です。

とっても美味しいお食事とスイーツなので、乗客の皆様の会話に聞き耳を立てたり、実際に会話をしてみたり、流れる景色を見ながら食べよう♪

そんなに急いで食べなくても、たぶんそこそこいい感じで食べ終えられる....と思います。たぶん。

 

・えっ!?まさか私が容疑者!?

お食事を楽しみながら他の乗客の皆様と会話したり、あちこちで聞こえてくる会話に聞き耳をたてていると....私たち乗客も、いつの間にか事件に巻き込まれていきます。

そしていつの間にか「あれ、もしかして私も知らぬうちに共犯者だったのかもしれない....?」なんて思うぐらいには物語に入り込んでしまいました。

 

この作品は、基本的には同行者と共に指定された席からストリートプレイのお芝居を見る(もちろん会話はあります)スタイルですが、一部観客は登場人物たちから‘‘とある’’役割を与えられることがあります。

私と同行者はとある役割をいただいて、直接登場人物からお話を伺うことが出来たのですが、ここはぶっちゃけ《運》感が否めません(笑)

しかしこういった要素がよりリピート率を高める大きな要因にもなっているなと!憎いぜ!

それに、登場人物のみなさまは広範囲で多くの方に話しかけてくれるので、どの席にいても物語に没入することが出来るかと思います。

 

そして肝心のミステリーですが、公演中ずっと心拍数があがりっぱなしだったことに、終わってから気が付きました....

物語終盤、車内ではたびたび「「「「え?!?」」」」という感嘆の声が沸き上がるほど、めくるめくミステリーの世界から目が離せません!!

 

すごかった......終わったあと疲れました.....!笑

その真相は、ぜひご自身の目でご確認ください。

 

5.最後に

終わってからすぐに7月のチケット在庫状況を確認してしまいました....いや~楽しかった。こういうミステリー小説の世界の登場人物になるのが夢だったのです。夢が叶いました!

オリエント急行殺人事件や、これがもとになったコナンのベルツリー急行殺人事件とかお好きな方はより楽しめると思います。

同行者は今回が初イマーシブシアターだったのですが、すごく楽しかった!次いつ行く?と言ってくれて、何故か私もうれしかったです(;∀;)

自ら足を進めるタイプのイマーシブシアターではないからこそ、キャストさんが自然にリードをしてくださり、アタフタせず楽しむことが出来ました。

もし「同行者とは違う物語を歩みたい!」ということであれば、各々でチケットを取ることをおすすめします。基本的にはお連れの方とは同卓になるので......。

 

そして今回、西武園ゆうえんち自体に行くのも初めてだったのですが、商店街のあちこちに楽しい住人さんがいて、没入感のあるテーマパークでめちゃくちゃ楽しかったです!!

7月の都合がちょっと合わないので次にいけるのは8月以降になりそうなんですが、クッソ暑そう。どうしよう。でも今すぐ行きたい。

黄昏号もすごく素敵で、通常のレストラン営業をしているときにも行ってみたいな♪

www.seibu-leisure.co.jp

 

素敵なロケーションで、美味しいアフタヌーンティーと怪しく美しいミステリーをともに。

あなたも豪華列車での旅のひととき、味わってみませんか?

▲突然の人間すいません。車内で撮ってもらいました。気分はご令嬢。

 

それではまた次回のブログでお会いしましょう~またね♡

*1:西武園ゆうえんち内でのお支払いに必要な独自の園内通貨。商店街での食べ歩きやショッピング、レストランでのお食事等、園内を楽しむために必須の通貨です。1園=12円